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和服の素晴らしい伝統工芸が破壊寸前 (第一弾)

先日、剣先を知らない業者により
ご購入された素晴らしい高級京友禅小紋着尺が難物商品になったという事がございました。

当社の商品をご購入され、他社の仕立て業者にお仕立てを依頼したところ、『こちらの商品は一箇所柄に、ずれがあるためにお仕立てが出来ません。』という回答でご購入者の方に商品が戻ってまいりました。
戻ってきた状態はすでに、はさみが入っており、襟の部分に確かににほんのわずか柄のずれがあリ、ご購入された方より、難の為返品の依頼がり商品を商品を確認させて頂き、驚きました。
ご購入頂いた商品が、ご満足を頂けないのに当社は無理に売りつける事はなく、
当社も大量の商品を入出荷する為、検品漏れがある場合もある為、検品もれかと思い返品に応じたのですが
ご返送頂いた商品を見て、愕然となりました。

柄のづれは剣先だったのです。
素人様には分からないのは、当然なのですが、伝統的な江戸板場友禅・京の板場友禅などは6Mの板の上に生地を張り、数多い型紙を順次送りながら摺り込み友禅をする職人芸の素晴らしい伝統的な板場友禅(後継者不足から生産が激減している貴重な技法のひとつですが)は板を折り返し生地を張り替える時点で、ちょうど生地の真ん中(12Mなら6Mあたり)のところに型づれが生じます。
それが剣先といいます。通常板場友禅ですので、お仕立ての際に剣先の部分からはさみを入れます。
それを無視してはさみを見れると剣先(型づれ)の部分がどこにくるか分かりません。
伝統工芸の素晴らしさを破壊しているのが、和服業者かと思うと心より情けなく思いました。
同じ商品がありましたので、事情をご説明させて頂き、当社にてお仕立てを
お受けし、ご満足を頂けましたが、切り刻まれた商品は本当に可愛そうだと思います。
時代の流れで、機械・コンピューター技術の進歩により、伝統工芸の素晴らしい技より見た目の判断だけで、処理をされる和服業界に危機的状況があらゆる分野で進んでいるのを感じます。

その第一弾・剣先について
剣先の型ずれは難ではございません。
板場友禅の職人芸が製作された証拠の一つである事をご存知ください。
どうか職人芸の素晴らしさを、勝手な見解でかで壊さないでください。

素晴らしい京友禅の御品物

http://store.shopping.yahoo.co.jp/idnetkimono/0019-0008-01.html

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伝統工芸の素晴らしさ!和服の素晴らしさを私達は応援していきます。
全国n和服ファンの方々と職人芸の素晴らしさを結び為に・・・・・。

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投稿者 idnet821 : 2008年09月23日 20:21

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