究極の美意識 黄色と青のベンチ
究極の美意識 黄色と青のベンチ
佐々木です。
本格的な秋の到来をつげる朝晩の風が涼しく
ようやく長かった残暑も終わりですね。
着物好きの皆様なら池田重子さんてご存知かと思いますが、
アンティークの着物から帯留まで膨大なコレクションと
その着物を使ったセンスのいいコーディネートで有名ですよね。
先日から、
その池田重子さんのコレクションと半生を紹介した
【美の世界】という書籍を読み始めています。
まだ、読み始めたばかりですが、
いつもながらの素敵なコレクションはもちろん、
類まれな美意識の源泉にも触れられる一冊となっています。
エピソードとして取り上げられているものに、
駅で青と黄色のベンチがあったら、
その日の装いに、より似合うほうの色のベンチを利用します。
というくだりがあり、そんな、日常のささいな瞬間にも
美しいものを求める敏感な感性に感慨深いものを感じました。
多くの人を魅了することが出来る最上級のセンス。
それは、日常の1コマにさえ
怠らない細やかな心がけがあってこそなのですね。
そんな美意識にはなかなか及ばないまでも、
何かを心がけるということを意識していければと思った秋の1日です。
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